目次
- 1 し
- 1.1 障害物(Obstruction)
- 1.2 ショートホール(Short hole)
- 1.3 ショート コース(Short course)
- 1.4 シングル(Single digit handicapper)
- 1.5 芯=スイートスポット(Sweet spot)
- 1.6 ショートアイアン(short iron)
- 1.7 シットアップ(Sit up)
- 1.8 ジェイジーエー JGA(JGTO,JLPGA,JPGA)
- 1.9 識別マーク(Identification mark)
- 1.10 シャットフェース(Shut face)
- 1.11 シャローフェース(Shallow face)
- 1.12 シャンク(Shank)
- 1.13 ショートゲーム(Short game)
- 1.14 ジカドラ
し
『しらなんだ ゴルフルールの 救済を』
ルールはね、ペナルティをとるためだけの決め事ではないのね。
ゴルフの面白さは障害物レースだからかもですね。人生はまさに障害物レース、ゴルフはよく人生になぞらえられます。
ハザードの池やバンカーは「障害」そのものです。
いやいや、自分自身の弱気なメンタルという障害も乗り越えなければなりません。
艱難辛苦もなんのその、だからこそバーディなど取れればうれしくなります。
110mハードルは30フィートごとに置かれた10台のハードルを飛び越えてゴールする競技で、3,000m障害(3,000 metres steeplechase)となるとハードルだけではなく水濠もある過酷な障害物レースです。
余談ですがその障害物レース、steepleは教会の尖塔の意味で、数百年も昔に欧州各地で行われたクロスカントリーレースが原点だそうです。
Aの村からBの村へ、村の境の塀を越え水たまりを飛び越えてゴールする厳しい障害物競争が人々に楽しまれたのが起源という説があります。
ゴルフはまさにそっくり、でも逆に考えれば「障害」があるからこそ面白いし楽しいのかもしれませんよ。
それではゴルフ大辞典「し」の行に入ります。
障害物(Obstruction)
障害物(Obstruction)をうまく避けてゴールする
池もバンカーも障害物と書きましたが、じつはそれだけではありません。
ゴルフコース上にある道路(パス)を含めた人工物すべてがこの「障害物」にあたります。
※「障害物」に関するルールやエピソードなどはスルーザグリーン編で詳しく解説します。
ショートホール(Short hole)
ショートホール(Short hole)はショートコースと混同される
国内限定の和製英語。プロもテレビ中継もバシバシ使いますが、「短いホール」とは言いません。
ショートとかロングとかはどこで決めるか、人の感性でも違うし根拠に欠けるからです。
正確にはパー3といいます。
ショート コース(Short course)
パー3がメインに構成された通常9以上のホールがあるゴルフコース。
シングル(Single digit handicapper)
シングル(Single digit handicapper)、いずれはなるでしょう
略したゴルフ用語で、ハンデキャップが一桁の人。
特に「5」以下は片手シングル、0以下はプラスハンデなどともいいます。
芯=スイートスポット(Sweet spot)
芯=スイートスポット(Sweet spot)=ゴルフのすべてがそこにある!
究極的に、ゴルフはクラブフェースの「芯に当てるゲーム」と言い切っておきましょう。
ショートアイアン(short iron)
通常は#7、#8、#9のアイアンを指しています。
これはバイロン・ネルソンが1946年の自署「Winning Golf」で書いてすっかり定着した感があります。
また、それ以後は同じようにボブ・チャールズが「Left handed Golf」の中で、ショートアイアンは#8、#9だけの呼び名であるべきだという主張をしています。
シットアップ(Sit up)
ボールのライがとても良いときには「シットアップしている」のような使い方をします。
あまり浮きすぎていても、ダルマ落としになりましから注意してくださいね。
ジェイジーエー JGA(JGTO,JLPGA,JPGA)
単に”PGA”というと、それは Professional Golf Associationの略称で、世界各国に存在します。
ゴルフファンにはややこしいかもしれないので、以下に日本のゴルフ界を支え盛り立てていく組織の団体名をご紹介しましょう。
JGA=日本ゴルフ協会(Japan Golf Association) のこと。
日本におけるR&Aのような役割。
公益財団法人で国内の主軸。1927年には日本オープンを創設。
アマチュアゴルフ界はここに統括されている。
日本オープンなど大きな大会の運営を行う。
2017年現在の会長は竹田恒正氏。
JGTO=日本ゴルフツアー機構(Japan Golf Tour Official)。
1999年にPGAから分裂して誕生した日本の男子プロゴルフツアー公認試合を管理運営。
2017年現在、第4代会長は青木功氏。
JPGA=公益社団法人。
日本プロゴルフ協会(Japan Professional Golf Association)プロテストはこの組織で運営中。
1957年、当時あった東西のプロゴルフ協会を統合して設立された男子プロゴルファーの団体。
2017年現在、会長は倉本昌弘氏。国内5,000名を超えるプロゴルファーが所属している。
JLPGA=日本女子プロゴルフ協会(Japan Ladies Professional Golf Association)
1961年に「日本女子ゴルフ同好会競技大会」が開かれ、1967年、日本プロゴルフ協会「女子部」として設立された。
1968年、天城カントリー倶楽部で最初の大会が開催される。
2017年現在は小林宏美会長。
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識別マーク(Identification mark)
識別マーク(Identification mark)をつけましょう
自分のボールだとはっきりわかるように目印をつける習慣をつけましょう。
これで「誤球」の2ペナが救われるなら安いものです。
ネーム入りは昔からありますし、ルール上、デザインに制限はありません。
最近、トム・ワトソンさんが関係した(考案ではなく販売のほうで)サッカーボールのようなもの(写真)まで登場してきました。
パッティングの転がりが見える、ラインもOKです。
どうでしょうか、これなら誤球も防げるのではありませんか?
シャットフェース(Shut face)
インパクトでフェースが閉じる(クローズ、または被るというイメージ)ことです。
構える時からそのようなら、アドレスでフェースがシャットだといっても理解されます。
シャローフェース(Shallow face)
Shallowは「浅い」の意味。
クラブヘッドの高さ(厚み)が少ないクラブで、自然に低重心となるからボールを上げるにはかなり楽です。
#3~#9までのウッドクラブにはよくあるタイプ。
慣れないとミスが出やすい。
シャンク(Shank)
実際はアイアンに限らないのですが、ホーゼル(ヘッドとシャフトのジョイント部分)に当たった時、狙いの方向どころか直角に近い前に飛び出すこともあります。
シャンクの出る人は連続しがち、危険なので同伴者は立つ位置に注意が必要。
ショートゲーム(Short game)
ハーフ・スイングやチップショット、ピッチショットやバンカー・ショットなどの総称。
グリーンが近いときの寄せるショット。
アプローチそのものでOKです。
ジカドラ
(おもにティーショットではなく)ドライバーショットですがティアップしないで打つこと。
直(じか)に打つからジカドラです。
プロがパー5のセカンドで直接グリーンを狙うときなどに使いますね。
じかに何度か見ましたが、迫力あります。
まったく横道ですが、2017年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」は、ゴルフの好きな人は「なおとら」ではなくて「ジカドラ」と読みそうな気がしてなりません。
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