柔らかい砂vs固い砂【砂質によるバンカーショットの違いを学ぶ】 ~バンカー名人になろう!⑩

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現在、公傷制度でPGAの16-17年シーズンに入って活躍中の石川遼プロのご自宅は埼玉県の松伏町にあります。

筆者は移転前のご自宅にプライベート練習場があったころ一度だけ見せていただいたことがありました。(写真)

ご自宅から道路を挟んで反対側に、野球の内野くらいのスペースがあったように感じましたが、実際はもうちょっと広かったかもしれません。

そこにはバンカーがあり、砂はあのマスターズの行われるオーガスタナショナルGCと同じ砂質のものをわざわざ取り寄せたと聞き及び驚きました。

ご覧のようにとても素晴らしいスペースで、その当時から遼くんがマスターズにかける思いがいかに強いのかを痛感しました。

さぁ、今回はバンカーの砂質の話題です。

遼くんの例ではありませんが、それほど砂質によってバンカーショットは変わってくるものです。砂に対する知識を学んでその応用ができるようになればもう100切りなど簡単です。

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リンクスは砂丘、砂質も時代で変化しました

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以前もちょっと触れましたが、ゴルフ発祥の地とされるスコットランド、リンクスとは土地の方言で「砂丘」を意味します。

リンクスとは海岸近くに作られたゴルフコースの呼び名です。

したがってリンクスの砂は”海砂”ですね。大昔のバンカーはそもそも動物の掘った穴でしたから、吹き溜まりの海砂と泥が混じったものだったのでしょうか。

しかし時代が変わると美観重視に変わり、砂は徐々に白くなっていきます。

この多くがパウダー状の柔らかい砂だったためバンカーに入ると目玉になりやすくなります。

こうなるとテクニックの差が出ないしラウンドの時間もかかるということで、最近はパウダーサンドは敬遠されつつあります。

柔らかい砂ほどショットの難度が高い

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バンカーショットはイチにも二にも置かれた状況次第です。

バンカーはコースごとに、その場所ごとに、ライごとに異なるので知識がないとミス率が上がります。

でもここまで解説してきた基本をお読みになった皆様は、実はバンカーというモノはあまり怖いものではないことをご存知です。

砂質はバンカー内でストロークする前にテストすることを禁じています。

しかし、中に入り足元をスリップしない程度に足場を固める行為なら問題ありません。

歩いて入る、足を固める、たったそれだけのことであらかたの砂質はつかめます。

ではその柔らかい砂の打ち方から解説しましょう。

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柔らかい砂の打ち方

まず、砂質が細かいほど足元は不安定になります。

通常より腰を下げ重心を低くしましょう。

足元が安定しないと狙った位置にクラブは落とせません。

柔らかいとボールが砂に埋まる部分が多くなる傾向にあります。

状況次第ですが、すこしいつもよりクラブフェースを開き気味にして鋭角的な入れ方が良いかもしれません。

力がいる分だけすくい取る砂の量が多くなります。

砂の量が多くなるとスピンが利かないため、グリーンに落ちてから転がる距離が長くなることを計算しましょう。

砂が固くなっているバンカーショット

日本はどちらかというと高温多湿な亜熱帯の気候に近い地域です。

雨が多くて湿度は高いと考えられます。

砂の本来の性質からいって、湿気が多いほど砂と砂の粒同士が引き締まってきます。

それだけ固くなるわけです。

固いバンカーショットは思ったより距離が出ます。

ここまでの基本で学んだバンカーショットの応用で、クラブフェースもスタンスも、通常のバンカーショットほど開かないでショットします。

全く砂のないベアグラウンド(芝のない土が露出しているライ)の時は、芝生の時以上にシャットに構えますが、その状況を100として、柔らかいパウダー状の砂が0(ゼロ)と見なし、その硬度の度合いを基準にするととてもわかりやすい開き方ができます。

例えば、雨で完全に引き締まった状態では芝生の上のチップショットかピッチエンドランのショットという想定でも大丈夫です。

硬い砂ではバンカーショットの基本(常識)が通用しなくなることも想定しましょう。

注意点といては、フェースを閉じるほど高さが出ませんから打たれたボールは低くなることとスピンの期待はできません。

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