スロープレー撲滅、「プレーファースト」~ゴルフ事件簿その4

「プレーファースト」は世界の目標。

「3歩、3秒で打つ」という言葉、聞いたことありますか?

冬はゴルフのオフシーズンです。

でもゴルフの原点を訪ねればスコットランド発祥のスポーツですから、ゴルフ大好き人間は寒いなんて言ってはいませんね。

霜が降りようが芝生が凍結しようが、元気にプレーしている方はたくさんいます。

もうゴルフに行きたくて仕方ないんですね。

ゴルフの醍醐味を味わってしまうと毎日芝生を踏みたくなる気持ちはよ~くわかります。

ゴルフはもっともっと楽しく、もっともっとファンが増えなければいけないとおもいますね。(石川遼プロの写真は許可を得て撮影しています)

でも、その醍醐味を知るとかなんとか以前に、生涯で一度もゴルフクラブさえ触れない方がいかに多いかです。

もっとこのゴルフの奥深いところを多くの方に知って味わってほしいと祈るばかりです。

これだけプレーフィが下がり、用具の費用も少し前ならウソでしょ!というくらいの価格で買える時代なのに…。

ひとつにはプレー時間が長いというネックがあるのかもしれません。

\ごるPイチオシのゴルフ教材はこちら/

スポンサーリンク

プレーファーストは世界の流れ

皆さんもゴルフに出かけて、クラブハウスの中で写真のような「Play Fast」の色紙やポスターをご覧になったことがあるかもしれません。

これは軽井沢ゴルフ倶楽部の理事長を務めた白洲次郎さんの筆跡です。

あまりにも品格のない行動ばかりとる、時の総理であった田中角栄を怒鳴り飛ばしたエピソードは有名です。

機会があったらご紹介しましょう。

今や世界中のゴルフ界はこのプレーファーストを標語に掲げています。

先年、世界ゴルフの総本山R&A(ロイヤル・アンド・エイシェント・ゴルフクラブ・オブ・セントアンドリュース)で行われたゴルフの世界会議で、スロープレー対策が討議されました。

スロープレー・プレーファーストの歴史

「スロープレーにより、多くの人がゴルフに参加する障害となっている。

アマのプレーの実態、世界のトーナメントのテレビ中継現場の声などを聞いてプレー時間の短縮に努めていきたい。」

と会議上で語ったのがR&Aのトップに新しく就任したマーチン・スランバー氏でした。

実をいうと、このプレーファーストというか、スロープレー撲滅の問題が提起されたのは最近ではなく、1991年のことでした。

セントアンドリュース・オールドコースで行われた全英オープンで、全組に張り付けた競技委員がすべてのプレー時間をチェックすしました。

とても人数が足りず、日本からもJGAの川田太三氏も駆り出されたほどです。

スポンサーリンク

データからスロープレーの目安が浮かび上がった

その規格の成果として、抜本的な決め事にはならなかったものの目安が出ました。

それが

『打つ準備を始めて1人目は50秒、2人目が40秒、スロープレーといわれる基準は前の組と1ホール空いたら』

というものです。

目安としては1ラウンド4時間強。

ホールの長さ、天候に左右されるなどでその基準は柔軟に対応するというものです。

ゴルフに対して世界中の有識者の間で「プロの試合と一般アマで区別してはいかがか」という声もありますが、R&Aというところは世界一頑固なところ、簡単にはウンといいません。(もっともそれで権威を守っているのでバックボーンは評価されている)

R&Aの徹底しているところは「ユニルール=ゴルフのルールは1つ」の精神は今後も決して崩さないでしょう。

「3歩、3秒で打つ」は倉本昌弘氏の名言

2014年にPGA会長に就いた倉本氏はこういいます。

守るべきルーティーンは「ボールの後ろから3歩でアドレスに入る」ということ。

そして構えたら3秒以内に打つ。

倉本氏がいうように、実際ゴルフは考える時間が長いので邪念が入りやすく、まして初心者の場合は構えてからアレコレ頭の中でチェックをするから、打つまでにスイングイメージがまったくまとまらない。

かえってミスが多くなるというものです。

まったくその通りだと考えますね。

コースに出たら何も考えず、打つときはサッと3ステップで構えに入るルーティーンを体に教える。

考えるのは練習場だけにしてしておくことが大事だと説いています。

そもそも、人間の集中心がキープできるのも3秒だという点も同時に力説しています。

ゴルフは半日の時間同伴者と一緒に過ごすスポーツです。

なので大事なことはエチケットですが、そのゴルフコース全部に対しても自分たちの組のスロープレーのために最終組が日没サスペンデッドになるなどは本当に失礼なことです。

後続に遅延させることなくプレーするのも、大事な配慮です。

スポンサーリンク