砂の上のボールが自然に動いてもペナルティになる? ~バンカー20の裁定集⑦

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バンカーは、ショーウインドウの中を見るようにその人の品格が見える場所です。

最近はセルフプレーが増えたせいもあるのでしょうか、砂が荒らされたままのバンカーが目立ちます。荒れたままではボールが凸凹の砂面で止まることになります。

バンカーの砂はキャディさんが直すものと最初から決めている人も中にはいます。ですからセルフでのラウンドの時も直す習慣がないためそのまま外に出て行ってしまうケース、あるいは最初から面倒だという”横着手抜き型”もいるようです。

でも、これはイカンですね、ぜひ直してください。

さて、バンカーの荒れ地に自分のボールが飛び込んだ時は切ないものです。いくらゴルフがスポーツの中でもっとも運不運に左右されるとはいえ、悪質で人為的な受難では納得できませんからね。

後の方のことも考え砂面は丁寧に修復する習慣こそ、ゴルフに似合う紳士淑女であることを再確認しましょう。

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バンカーの凸凹の砂面でボールが強風に吹かれて・・・

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さて、Aさんのボールは砂が荒らされたままのバンカーに入りました。

バンカーの中でよく見ると、凸凹の凹の中ではなく凸の部分、つまり比較的砂の盛り上がりの高いところにちょこんと止まっていたのでAさんは思わず「ラッキー!」とつぶやいてしまいました。

さて、ショットに入ろうとボールに対してスタンスをとったところ、強い風が吹いてきてなんとボールは自然にコロコロと10cmも下へ転がっていきます。

もちろん体の一部もクラブもボールには砂には触れていませんでした。

そしてバンカー内ということもあって、ソール(地面とクラブが接触すること)はしていなかったのです。

でも、構えてからボールが動いたという点について、初心者のAさんは規則を理解していませんでした。

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風のいたずらなら問題なし

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非常に微妙な裁定ですが、実例の中ではAさんに罰はつきません。

砂の上でも動いてしまった先からあるがままにプレーを続けることができます。

なぜペナルティがないのかというと、ボールが動いた原因がほぼ風だという点で理解できるからです。

逆にプレーヤーがボールに近づいてスタンスをとる仕草、行動が直接的な原因だった場合は規則違反で1打の罰が付加されます。

例えば、シューズが凹凸のある一部の砂を崩した場合とか、足の振動が伝わった場合、あるいは誤ってボールの近くの砂を蹴ってしまい、その砂のせいでボールが動いたりすると無罰ではなくなります。

ついでに、この風ではなく前記のようなもろもろの原因で動いて1打のペナルティがついた場合の処置は、必ずボールをリプレース(元通りの位置に)しないといけません。

この行為を怠るとさらに誤所からのプレー(別ページ)で罰がつきます。

ゴルフには様々なケースに対応したルールが整備されています。また、過去の出来事をまとめた裁定集もあります。 そんなことで、ゴルフのルールというのは難しいようで、じつは学んでから知識にしてし...

一般的なスルーザグリーンでは、アドレスの定義として

「プレーヤーはスタンスとは関係なく、球の直前または直後にクラブを置いた瞬間、アドレスしたとみなされる」

となっています。

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バンカーではソールできませんから、こういったボールの動いたときの処置として基準になるのが、当該のプレーヤーの責任かどうかが第一のポイントになるわけです。

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