ルールを無視するプレーヤー【赤杭に込めたフェアプレー精神】 ~ウォーターハザード裁定集㉑

ゴルフコースは最近いろいろなイベントなどで、近隣住民との融和を図っています。

ゴルフコースにある恵まれた緑や水はまさに自然の宝庫です。最近アマの強豪が若年化したといっても、小中学生でボールに触れる機会は少ないものです。

ゴルフの精神はまさにフェアな心が原点です。

ウソはつかない、正直な言動が自分を育てるというゴルフの教えこそ、幼少期の子供たちの人格形成に役立つことに間違いありません。

筆者はゴルフこそ常に小中学校でカリキュラムに取り入れるべきスポーツだと考えています。

そのイベントはすでに都内の公営コース数か所で実施中で、有馬ロイヤルGC(兵庫県)でも地形を利用したクロスカントリー大会や、プロも参加するスナッグゴルフ体験会、もちろんゴルフのジュニアスクールなどを行っています。子供たちはコースにある赤杭や黄色い杭の意味とかルールの基本などから順に教わります。

さてその反面、一部のプレーヤーの中にはウォーターハザードが赤杭だろうが黄色だろうが、ルールに対し全く無頓着で同伴者に迷惑をかけている方もいます。

同情するとすれば、そういう方々はほとんどバブル期に始めた方がほとんどです。

当時を思えば赤杭の意味など教わらず、練習場さえ一度も行かずにコースに行くのが普通。前日買いそろえたクラブセット、朝イチのティーグラウンドで包装を解いていた方など信じられない光景はあちこちで見られたものです。

ウォーターハザードにまつわるルール講座、今回はその赤い杭をめぐってのルール解説です。

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赤杭のルールを無視するプレーヤー


さて、そのルールを無視したプレーヤーからの問題です。

じつはこのような赤杭をめぐっての事例は、いくらでも散在していることがちょっと残念です。

話によれば社内コンペの出来事だったとか…。

先頭の組のEさんとFさんは、ティーインググラウンドから60ヤードほど先からコースに接している細長い池に揃って打ち込んでしまいました。

そこは赤杭が並ぶラテラル・ウォーターハザードでした。

Eさんは、当該のラテラル・ウォーターハザードの境界線を最後に横切った基点(BP=Base Point)から1打付加してドロップするというルールは知っていたようです。

そこまでは良かったのですが、Eさんは規則通りでは斜面で次打の際に足場がつま先上がりになるのがイヤだったのでしょう、ルール上の2クラブの距離は無視して6mほど離れた平らな足場の良いところへドロップしたのです。

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赤杭も黄色も、ルールを守らないと正直者が損をする

一方のFさんはEさんの上司です。

Fさんは池のそばからから見ると、基点から50ヤードくらいホールに近寄れば自分が得意な9番アイアンが使えることに気づきました。

Fさんはボールの着水地点を基準に、その真横のフェアウェイの良い場所に堂々とドロップしました。

この場合の裁定です。

Eさんは規則26-1cの違反になり赤杭内で池ポチャした罰の1打に加え、さらに2打の罰を追加されます。

そして、ルール違反ながらドロップしたボールを誤所からのプレーのままホールアウトすることになりそうです。

一方、Fさんも同様ですがさらに重大な違反を犯しているので、赤杭内に打ち込んだ1打の罰に2打の罰を更に追加します。

そして次のティーインググラウンドからプレーする前に正規の赤杭(ラテラル・ウォーターハザード)に入れた時の規則に基づいたいくつかの選択肢通り、別の球をドロップしそのボールでホールアウトしなければなりません。

もしその正しい処置を行わないと失格で、社内コンペの着順はなし、NR(No return、またはWD=withdraw)となります。

ゴルフコースでは、知事も社長も先生も部下もありません。

せめてゴルフを楽しむときくらいは肩書を外し、全員で楽しまないと本来のゲームとはいえなくなります。

正直者が馬鹿を見ることがないように配慮して作ってあるのがゴルフのルール、そちこちのEさん、Fさん、お互いが楽しむためにフェアプレー精神が宿っていることをもっと知るべきです。

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