グリーン上にドロップってありなの!? ~ウォーターハザード裁定集⑲

最高のお天気です、完璧な<ゴルフ日和>の朝でした。

いつも変わらぬ社内のゴルフ仲間4名が、カートに乗って颯爽とスタートしていきます。「来月は社内コンペだから、ルールもシッカリ勉強しようね」と心がけも立派です。

あまりに美しくかがやく緑一色のコースには、自分が吸い込まれて消されてしまいそうな面積と圧倒的な景観があり、日常では体感しないプレッシャーが4人を包み込みます。

そうこうしているうちに4人は午前中の最終ホール9番にやってきました。

距離は120ヤードと短いのですが大きな池がグリーンに食い込むようなチョー接近状態(写真)で、仲間は明らかにプレッシャーを感じているようです。

M子さんも「ここでパーをとって、おいしいランチをいただきたいな~」などと仲間に向かって軽口をたたきながらティアップしています。

やはり眼から入ってきているプレッシャーはかなりあったようですね。仲間の先頭を切って打ったショット、一度はオンしながらもポロッとこぼれて池に落ちてしまいました。仲間の「惜しい!」というコーラスがM子さんの耳に届きます。

こういった場面はだれでも経験したり見ていたりというありふれた光景です。

では、その実例をテーマに問題です。

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救済がグリーン上って?仲間からのクレーム


さてM子さんはルールに従い、赤い線(ラテラル・ウォーターハザード)を最後に横切った基点(BP=Base Point)から、ホールに近づかないで2クラブレングスを測ったところそこはグリーン上に届いてしまっています。

M子さんは、

「ルール通りドライバーで測って間違いなく2クラブレングス以内だったから問題ないわよね」

と仲間に向かっていいながらボールをドロップしました。

すると同伴者のAさんから

「ドロップがグリーン上って、それアリなんですか~?」

と半ばクレームに近い言葉が・・・。

さて、これはM子さんの行為は認められるのか、あるいはAさんの説が正しいのか、あなたの裁定はどちら?

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仲間の誰も知らなかったら・・・

正解はM子さんです。

仲間のAさんが言った話は気分的に分かるような気もしますが、実は少しもズルくない規則に書かれている通りの正当な行為です。

M子さんのいう通り、基点から2クラブでそこがたまたまグリーンならそれでも救済の除外にはなりません。

もう少し付け加えますと、ボールがスルーザグリーンにあって、仮に”動かせない障害物”や”GUR(修理地=Ground under repair)などで2クラブレングス以内のドロップ救済が適用のケースでは、グリーン上にドロップはできません。

ここは大事なところで、グリーン外にドロップした球がグリーン上にコロコロっと転がったりしても認められず、再ドロップになります。(規則20-2c)

こうしたM子さんのケースでグリーン上にドロップが許されているのは、ラテラルウォーターハザードやアンプレヤブルの処置の規則に、「グリーン上に球をドロップしてはいけない」というルールが明記されていないからです。

仲間の誰かがこうした知識を持っているとゲームはスムースに進行します。

それに、まさに知らないと損をするのがルールです。

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