修理地で打ったボールが紛失、エアレーションは修理地?

張られた芝生の切れ込み跡が修理地になったことがありました!(写真の右側)

それは修理地が碁盤の目のごとく広がった、「異常なグラウンド状況」の中での女子プロトーナメントでした。

ルールというのはその都度ケースバイケースで対応していきます。

通常のトーナメントのルールは、世界基準のR&Aが発表したゼネラルルールが基本になります。

それでも現場が追従できないような状況の時に、ローカルルールというその大会独自で特設のルールを決めてイベントを実行します。

今回も修理地のルール、実例集からいくつか勉強しましょう。

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芝生の生育不良による救済措置

冒頭で触れた女子プロのトーナメントとは、2013年の「ヨネックスレディス」です。

大会会場は新潟県のヨネックス・カントリー・クラブでした。

4月に低温と長雨でコースの芝生はかわいそうなくらいズタズタでした。

仕方なく張り替えた芝生はそれぞれ隣同士の間が育たずに深い切れ込みだらけという始末。

女子プロトーナメントではあまりローカルルールの導入を好まないのですが、この時は仕方なかったのでしょう。

「スルーザグリーンの芝の切り込み跡は修理地とみなされる。しかしその切れ込みがスタンスの障害となっていても障害とはみなされない」

という異例のルールでした。

一般のアマチュアのラウンドでも、似たようなケースは時折見受けます。

やはり芝生は消耗品でいつかは必ず張り替えるので、悪い気象状況が続くとこういうことは起こりえます。

ローカルルールに注意して、臨時の修理扱いとなっているかどうかチェックしましょう。

修理地で打ったボールが紛失球に!

Aさんのティーショットは大きな修理地の手前側に入ってしまいました。

Aさんは救済措置を考えてニアレストポイント(ボールが救済区域を最初に横切った地点)の周辺を眺めましたがラフが深く、いっそのことそのまま打ってしまったほうが有利ではないかという判断であるがままにショットをしました。

これはショット禁止ではなかったので違反にはなりません。

ところがそのボールをエリア内で見失ってしまいました。

広い修理地で外に出ていないことだけは確かですが、ブッシュが生い茂っていてとうとう紛失球になってしまいました。

修理地から打ったボールが修理地内で紛失、この救済措置はどうなるのでしょうか?

回答です=二つの救済措置があります。

  1. 罰なしでボールを前述のニアレストポイントからグリーンに近づかないで1クラブレングス以内となります。
  2. 1打の罰がつきますが、第2打地点のできるだけ近いところでドロップします。つまりそこから第4打になるわけです。

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エアレーションは救済できるのか?

地中に空気を送りこむエアレーション作業でできた穴(写真)は、「修理地」のルールに含まれている規則24の「グリーンキーパーが作った穴」に該当するかどうかという質問に対しては<それは違います>ということになります。

救済の対象になりません。

※エアレーションとは、多くは季節の変わり目でグリーンに無数の小さな穴を開け、日々の圧力で固まったグリーンに空気(酸素)を送り込むことで根の成長できるスペースを作る大事な作業です。

前述の規則24は「グリーンキーパーが作った穴を修理地と見なす」とあります。

例えば芝生や木の株を剥がして移設するとき、排水管などを地面に敷設するときなどのケースで、コースの管理上の臨時に掘った場所のことです。

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