バンカー内でボールにくっついている小石の救済 ~バンカー20の裁定集⑨

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ゴルフは”あるがまま”の状態でプレーすることが大原則です。人生もビジネスも自分で判断し自分で責任を取ることもその救済も、日常茶飯事の経験が役に立っていきます。

しかし、いくら広いゴルフコースであろうとそこは自然の中、岩も石もありいろいろな設備も配されていて動物だってそこに住んでいますから、予測のつかない場所に飛んでいくこともあります。

隣が動物園でボールが虎ゾーンなどに飛び込んだら、いくらあるがままにといってもムリな話です。

初心者時代はルールをペナルティのためのものという勘違いが多いのですが、実際は「救済」の色が濃くなっているのがゴルフルールです。そのために、虎にも襲われないでプレーができるのですから・・・

なかでもバンカーは特殊な場所です。池(水がないハザードでも)も含めて岩でも石でも枯葉でもバンカーにはバンカー特有のルールがあります。

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ボールに小石がくっついているときの救済

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さて、Aさんの打ったボールはバンカーに入り、しかもボールの後方に小石がありました。

大きさは1cm程度で小さいのですが、このまま打つには抵抗があります。

まず、ボールがどこへ飛ぶかわからないこともそうですが、石がどう飛んでいくのかも想像できません。

周りに同伴者がいるので危険なショットとなりそうですし、このまま打てばクラブも傷がつくでしょう。

Aさん、ちょっと困っている様子です。

どこかで「バンカー内のルースインペディメント」という救済ルールを読んだ記憶があるのですが、中身をシッカリ理解していなかったので処置に困ったわけです。

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バンカー内のルースインペディメントに救済なし

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結論から言いますと、Aさんにはお気の毒ながら、バンカー内のルースインペディメント(ここでは石)は取り除くことができません。

あるがままにプレーしていただくほかないようです。

Aさんには救済がないことを同伴者から告げられましたが、いかにもちょっと乱暴というか現実的ではない規則に感じますね。

Aさんは先ほどの虎ゾーンと近いのではないかと感じました。

そこでもっと深く調べていったらとローカルルールというものを発見します。

その観点からこのバンカー内の小石についてもう少し詳しく解説しましょう。

確かに元となる世界基準(ゼネラルルール)では、ハザード内の小石程度でもルースインペディメントに該当するため動かせないものとされています。

この救済規定に違反すると2打のペナルティがあります。

救済の実例では…

日本ゴルフ協会の実例を調べると、

「バンカー内の小石は時として危険なものに変わることがある。その上、バンカー内の石はゴルフのゲーム本来のプレーを妨げるものである」

という精神から、ローカルルール的にバンカー内の石の拾い上げを許可する方向で各ゴルフコースに推奨しています。

ゴルフコースに行ったときは、スコアカードの裏側などに書かれている”ローカルルール”を確認しましょう。

ひとつの考え方ですが、バンカー自体がすでにハザードという障害に属しています。

その中にさらなる小石という第二次的障害を重ねるのはいかがなものという考え方です。

この辺りはちょっと不公平になるのではないかという気がしないでもありませんが、ルールはルールとして解説しておきましょう。

参考規則=23-1

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