バンカーでの素振りは試し振りやテストに見られる可能性も… ~バンカー20の裁定集⑥

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ゴルフのルールというのは基本的に公平を旨としています。確かに常識的なことがベースになっているので、規則を読んでいると納得できない条項は少ないことに気づきます。こうした考え方を学ぶのは、日常生活にも生かせます。

それでもゴルフコースは広くて自然の中という環境、日常では出てこないケースが大半なので一度は読んで頭に入れておく必要があります。

あとはルールブックをキャディバッグに忍ばせておけば、きっとその場面に遭遇したときに自分でジャッジするときの助けになります。

ただ、ルールブックは条例の文章中心です、個々にはこのような実例を掲げた裁定集が理解を進めるには便利です。

今日はBさんがラウンド中にとった行動が問題として取り上げられました。Bさんはバンカーで素振りをしましたが、素振りをした場所は?

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お隣のバンカーで素振り

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Bさんのボールはバンカー直撃!

おまけにまだまだ初心者の域を出ないBさんはちょっとバンカーが苦手のようです。

ふと見るとバンカーは二つ並んでいて、どっちのバンカーも同じような大きさと深さに見えました。

Bさんはボールのあるバンカーではなく、お隣のバンカーに入っていきました。

そこで砂の柔らかさとかサンドウェッジの感じをつかもうとしたわけです。

Bさんは、直接ボールが入ったバンカーでは違反になることを知っていたので、わざわざ隣のバンカーで素振りと試し打ちをしたのですが、これって違反にはならないのでしょうか?

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同様のハザードで素振りや試し打ちは?

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結論からいうと、砂の状態のテストと見なされて2打罰になります。

バンカーの違反3原則は何度も書いていますが、

  1. 砂のテスト
  2. クラブや体の一部の砂との接触
  3. 触ったり動かせないルースインペディメント

でしたね。

しかし、規則としてはボールがハザード(この場合はバンカー)にあるときと規定していますが、実例を掲載したうえでの裁定集では、

「当該のハザードや同様のハザードで上体などのテストをしてはならない」

となっています。

今回のBさんのとった行動はその裁定に当てはまります。

実際にボールが置かれたバンカーでなくても、状態が似ていて明らかにテストで確かめようとしたために2打のペナルティがつくわけです。

蛇足になりますが、正規のR&Aのスタンダード・ルールでは、同じようなバンカー内でクラブが砂に触れることの禁止はありません。

しかし、裁定集の中で「類似のハザードでも砂の状態のテストと見なす」ということで、条文にはなくても違反と決めていますのでご注意ください。

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初心者の方がゴルフルールの基本になる精神を頭にしまい込むときは、「自分の有利になること」ではなく「不利になること」を選ぶべきです。

例えば、ストローク前にグリーンの速さや芝目を、あるいはバンカーだったら砂の状態をテストするかテストまがいのことはしないほうが良いという意味です。

ゴルフのルールはプレーするゴルファー自身の能力にゆだねられていることと判断しましょう。

そこにゴルフそのものの面白さと特異性があるのですからね。

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