バンカー脱出後に砂場で練習したらボールが芝生の脇からコロコロ戻ってきた! ~バンカー20の裁定集⑲

bannka-dassyutu-rennsyuu1

ゴルフは本当に面白いスポーツです。いくら日々の練習を重ねようと、何度もコースに挑戦して打ちのめされようと、深~い奥行きのその先は全く見えてきません。

その理由をひとつづつ並べてみることは可能ですが、その作業は読者の皆さまに委ねるとしましょう。

ゲームの特徴という見方でもいろいろあるところですが、ひとつには”一発勝負”みたいな点だって関係あるかもしれません。

ティショットからインプレーになればやり直し、打ち直しはできません。将棋でいう「待った!」がないわけです。もちろんルールに従って打ちなおせば打数が嵩(かさ)むことになります。

気持ちわかりますね~、今のショット、もう一度打ちたい~!そんな気持ちが18ホール続くこともあります。

こんな時は思わずその場でクラブを振り、練習スイングをしてしまいます。

\ゴルフ上達法のおすすめ教材/

スポンサーリンク

幅広いゴルフの練習の中にバンカーの練習があります

bannka
さて、今回はこの”練習”に関するルールの解説です。

練習スイングのルールと、練習ストロークのルールはまた異なります。

そして、スルーザグリーン、ハザード、ティーインググラウンドやその他でも少しづつさまざまに異なった規則があり、アマとプロの違いやストロークプレーかマッチプレーかなど、競技の形式次第でも”練習についてのルール”は変わってきます。

ということで今回はバンカーでの”練習”に話題を絞りました。

ラウンド中の「練習」については、経験のあるアマチュアの方でも誤解している点がいくつかありますのでわかりやすく説明いたしますが、混同してしまうためバンカー以外は別なページで解説します。

ミスしたときはつい練習で振りたくなるものですが…

bannka-dassyutu-rennsyuu2

さて、その実例はこんな状況で発生しました。

Bさんがバンカーショットを行いました。

ボールは出たことは出ましたが、バンカーにせり出すように生えていた芝生にやっと引っかかっているという状態です。

これでも一応脱出したことにはなりますが…、ちょっと失敗したかな~と思ったのか、Bさんは今打ったばかりの砂の上で、2度、3度と砂をすくって練習しました。

同伴者たちは、「それやっていいの??」という疑問を持ったのかちょっと首をかしげています。

そうこうしているうちにせり出した芝生に引っかかっていたボールが落ちてきて、なんとその練習で掘った穴のような中にすっぽり納まってしまいました。

さてこの裁定はどうなる?

スポンサーリンク

練習スイングのせいであろうとなかろうと

このケース、いくつかに分けて解説する必要があります。

まず、Bさんは実際にボールを打ったわけではないので、いわゆる「練習ストローク」にはあたらず無罰です。

規則13-4、はこのシリーズで何度も出てきますが、テストの禁止、砂やルースインペディメントに触れることや動かすこと(練習スイングを含み)をここで規定しています。

しかし、”ボールがバンカー内にあるとき”という前提ですから、このようなBさんの条件下では適用されません。

もうひとつ注意するべき問題があります。

Bさんの脱出後の練習スイングの勢いで戻ったとしても、それ自体にペナルティはありません。

それよりもその練習スイングで掘った穴に嵌(はま)ったとしてもボールはあるがままにプレーしなければなりません。

そして特別な罰はつきません。

また異なる観点の例外も別ページで解説しましたが、そのボールがバンカー内に戻ってきたとき、持っていたクラブが砂面に接触していると2打の罰があります。

ボールとクラブが同時点で接触したからです。

ru-ru-kaisei

スポンサーリンク