知っておきたいバンカー内のアンプレアブル・ルール

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全英オープンという世界で最も古くて格式のあるメジャートーナメントも行われるセントアンドリュース、そのオールドコースに配置された112個のバンカー群にはそそり立つ壁、すっぽり体ごと入ってしまえばグリーン面さえ見えなくなる深さのポットバンカーがパックリ口を開けて待ち構えています。

しかし奇妙なことに、1番と18番だけには一個のバンカーも見当たりません。

1860年に始まった全英オープンでは、世界の超トップの選手の勝敗を決めてきたのがこのバンカー群だといっても過言ではないでしょう。

2000年の大会でした。過酷な4日間の戦いで一度もバンカーに入れず勝利したプロゴルファーがいました。それがタイガー・ウッズです。

二位に8打差、大会最少スコアの19アンダーという驚異的なスコアでした。

彼自身、バンカーに入れなかったことが勝因のひとつだと話していたのは有名な話ですね。

さて、タイガーでなくてもバンカーに入れないほうがスコアになることはアマチュアも同じ。でもその前にバンカーのルールを知っておかないとお話になりません。

潔いアンプレアブル、でも本当は?

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2打目、同伴プレーヤーの女性のボールはバンカーに入ったようです。

行ってみるとお気の毒に、前の組が置いて行ってしまったバンカーレーキに寄り掛かって止まっています。

レーキは斜面にあるので取り除けばボールが動いてしまうでしょう。

彼女は困ってしまいましたがこの日はあいにく全員初心者、ルール的な処置を知っている人はいませんでした。

彼女は仕方なく習い覚えた”アンプレアブル宣言”をして1打払い、バンカー内でドロップしてからうまく脱出しました。

さて、正解は?

残念ながら余計な1打を付加してしまいましたね。

これは無罰で取り除けるんですよ。

バンカーレーキは動かせる障害物ですから、取り除いた時にボールが動いたら元あった位置に置きなおす(リプレースする)だけでよかったんですね。

でも、自分に有利になる方向で解釈しなかったという点であるがままの精神に間違いなく、じつにあっぱれです。

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バンカーレーキを動かせばボールも動く

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バンカーレーキは動かせる障害物ですから、アンプレアブルにしないで堂々と取り除いてもよろしいと書きました。

さて、もっと現実的な話になるとちょっと知識が必要です。

バンカーレーキを動かせばそこは斜面、当然のことボールはコロコロと下に落ちるでしょう。

この時の注意です。

どうしてもリプレースできない時は、ホールに近づかずに、同じバンカー内で球が止まる最も近い場所を見つけてプレース(単にそっと置くこと)します。

ここはよく勘違いされますがドロップではなくプレースでいいのです。

レーキを取り除くときに、ボールを落とさないよう手や指やクラブなどで押さえると1打罰になります。

バンカー内ですからボールには触れません。

③レーキを取り除いて転がり落ちたボールをそのまま打つと「誤所からのプレー」となって、最悪失格もありますから注意しましょう。

バンカーのアンプレアブルはごく普通にあります

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バンカーはスルーザグリーン(ゴルフコースでティグラウンド、ハザード、グリーンを除いたプレーゾーン)のなかでも特殊な地帯です。

それだけにルールも特殊です。

内部は砂ですからプレーしているといろんなことが起こります。

長年の経験から言っても想定しないケースも多々ありました。

例えば、砂に触ることの特殊な例や大雨でバンカーに水たまりができているとか複雑なケースですね。

アンプレアブルに関するルールはとてもここだけでは書ききれませから、ページを改めて解説しましょう。

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